CLOSE UP NOW

Home  /  CLOSE UP NOW   /   2020年度オンライン運動教室開始のご報告

2020年度オンライン運動教室開始のご報告

2021年1月より開始いたしました

順天堂大学COIプロジェクト室 博士研究員
沢田秀司

 コロナ禍である今、世の中ではいわゆる「新しい生活様式」への対応が求められています。厚生労働省が示した『「新しい生活様式」の実践例』においては、「筋トレやヨガは、十分に人の間隔を。もしくは自宅で動画を活用。」とする形が提唱されています(※1)。こうしたことを背景とし、「新しい生活様式」における運動の重要性への理解を深めていただくべく、我々も『順大さくら“筋活”講座』のwebサイトを通した情報提供を行ってまいりました。そしてこの度、運動のニーズがある方々への新たなサポートの形として、筋力アップを狙いとしたオンライン運動教室を開催する運びとなりました。

 2020年度順天堂大学オンライン運動教室は、2021年1月7日より開始し、国内の様々な地域にお住まいの27名の方々にご参加いただいています。単に動画を視聴していただくだけではなく、5名程度の少人数グループに分け、テレビ会議システムを用いて双方向の通信を行うことで、個別の状況を踏まえた運動指導や質疑応答、安全確認が可能となりました。提供する運動は、順天堂大学で開発したロコモ予防運動プログラムに基づいたものです。本プログラムの有効性に関する論文が2020年に著名な国際誌に掲載されており(※2)、こうした科学的な検証を踏まえた内容を基に提供しています。また、ご参加いただいた成果を確かめるべく、参加者のご自宅で実施可能な測定・評価も行っています。

  オンライン運動教室の開催回数を重ねる中で、参加者の皆様がとても意欲的にご参加くださっている様子に触れ、成果を実感していただけるようサポートしたいという思いが募っております。また、コロナ禍での心身の健康を保つため、運動習慣の定着にも貢献していけたらと考えています。


※1:https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000121431_newlifestyle.html(閲覧日:2021年1月28日)
※2:Ozaki H et al. Muscle Size and Strength of the Lower Body in Supervised and in Combined Supervised and Unsupervised Low-Load Resistance Training. Journal of Sports Science and Medicine (2020).


 
pagetop