運動継続の実例紹介②
順天堂大学COIプロジェクト室 博士研究員
沢田秀司
COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に端を発し、新たな生活様式への対応が必要となっています。STAY HOMEを心掛けた生活で心身の健康を守っていくためのポイントについて、シリーズでお伝えしていきます。
2021年度に入ってから、このシリーズにおける投稿ができておりませんでした。2020年度最後の投稿となった『STAY HOMEと心身の健康⑪』では、継続的に運動することの一つの実例として、私自身が「1日最低5kmは走る」という取り組みを1日も欠かすことなく続けているということを書かせていただきました。お読みくださった方から貴重なご感想を頂戴することもあり、大変ありがたく思っています。今年度に入ってから7か月が経過しましたが、前回の投稿は、皆様が何かに継続して取り組むきっかけとなることはできたでしょうか。
私が上述の取り組みを始めたのは2009年11月3日であり、2021年11月3日をもって、継続した年月が丸12年(=4384日)となりました。12年という期間は、十二支が1回巡ったということで、日本の皆様にとっては「一回り」という表現も馴染む年月かと思います。この間にも実に様々な出来事がありましたが、こうしてコツコツと日々を積み重ねることができたこと、心から感謝しています。
振り返ってみると、長い距離を走り始めた当初は、長期間続けることは全く想定していなかったように記憶しています。ただ、「まずはやってみよう」→「せっかくだから、3日は続けてみよう」→「3日は続いたから、1週間頑張ってみよう」…と、少しずつ目標を先へ先へと更新し続け、結果的に今日に至ることができているように思います。やはり、まずは第一歩を踏み出すことから、ということではないでしょうか。
我々は、本webサイトを通し、“筋活”の重要性について解説しています。そして今年度においては、学術論文の公表であったり、オンライン運動教室の開催であったりといった発信を行ってまいりました。
現在も、オンライン公開講座やオンライン筋活教室の参加者の募集を行っています。ご興味のある方は各記事をご覧いただき、健康のための運動に取り組むきっかけにしていただければ幸いです。今後も本webサイトをフォローしてくださいますよう、よろしくお願いいたします。